のぞみの豆まき物語~次の世代へ受け継がれるもの~
2026年02月06日(金)今日の出来事
のぞみ最大の通過儀礼と言えば…そう、毎年この時期に行う「豆まき」です。のぞみに現れる鬼は世にも恐ろしい姿をしており、卒園児でもある私の上の息子(中学生)も「あの時はこわかった。赤い顔に黒い模様があって、角も3本くらいあって、大きい鎌持ってたよね。」と、未だに根強く印象に残っている行事です。その分、仲間と力を合わせて鬼退治を終えた後の達成感、安堵感は、さらに子どもたちの心に沁み渡り、壁を乗り越えた大きな自信につながっていると感じています。


ひまわり・なずな組の子たちは、クラスマッチなどの取り組みで、今まではクラスごとの団結力を高めてきました。次に待つ豆まきは、大きい子みんなが協力して役割分担し、小さい子を守る、クラスを超えて全体の団結力が必要になってくる取り組みになっています。豆まき自体も子どもたちにとって乗り越えなければならない大きな壁ですが、どちらかと言うと、当日までのやり取りや作戦会議など、年長を中心とした子どもたちの考える力・行動(行事までの過程)に、私たち職員は重きを置いて子どもたちの成長を見ているのです。さて、今年の豆まきはどんなストーリーになったのでしょうか。

昨年12月、なずな組のカレンダーの小さな「豆まき」の文字を見て、年長のみつきが「鬼っていつくるの?」と、クラスの職員に聞いてきました。そして、ある日の園庭あそびの時間、同じく年長のかずやが「竹やぶのなかになんか黒い物体がある!あれってもしかして…鬼の“かま”じゃない!?」と、子どもたちや職員に教えにきて、瞬く間に黒い物体の噂がのぞみ中に広まりました。(実際はおそらく折れた竹のようなもの?)このことをきっかけに、ひまわり・なずな組の職員で今年の豆まきのストーリー案を考え、話し合いました。
そして1月、いつもは鬼からの手紙が来ていましたが、今回は子どもたちから色んな疑問もあったため、年長を集めて、はじめて「鬼への手紙」を出すことに!


手紙を出してから数日間、いつもの散歩を終え園に戻ってくると、みんなポストを確認して「まだ手紙入ってないねぇ」とソワソワ…。そしてある日、ポストを覗くと、ついに「鬼からの手紙」が…!返事が来た嬉しさ半分、どんなことが書かれているのか不安半分、複雑な表情をしている子が多く見られました。その手紙の内容がこちら↓(玄関の掲示板に掲示していたものです)



なんと!まさかの今年は鬼は来ない!?いや、でもちょっと待って…“泣き虫や怒りん坊はいないだろう”の言葉に表情を暗くする年長のとうご、みつき。そう、実は鬼からの返事が来た日の前日に、とうごの泣き虫やみつきの怒りん坊が出ていた出来事があったのです!“しまった…”そのことに心当たりがあったとうごとみつき。ということは…鬼は…来る!?色んなことが頭を駆け巡り、ついにとうごの目に涙が…。「とうご、泣き虫が出たら鬼がきちゃうよ!泣きやんで」「だいじょうぶだよ!」と周りの仲間が優しく声をかけ励まします。

結局、鬼は来るのか来ないのか、3日の節分の日にならないと分からないけれど、もし来た時はみんなを守れるように準備はしておこう!と”備えあれば憂いなし”で、みんなが昼寝をしている時間、年長たちで作戦会議をして色々な案を出し合い、実際に園庭でシミュレーションをします。また、当日は絶対休まない!今回の豆まきは泣かない!と、クラスや個人でも目標を立てて、ドキドキしながら当日に臨みます。



そして2月3日。いよいよこの日がやってきました!散歩から帰ってきて、園庭で豆まきを楽しんでいると…






























今年の豆まきも子どもの心を成長させるたくさんの出来事がありました。それぞれの課題と恐怖心に打ち勝ち、力を合わせて鬼退治できた年長たち。小さい子たちを無事に守り切り、そして来年は自分たちがあの年長さんたちのように鬼退治をするんだ!と様々な感情を抱く年中たち。また一つ大きな壁を乗り越えた子どもたちの頑張りと、たくましい成長が見れた豆まきとなりました。仲間がいる安心感、仲間と協力することの大切さ、壁を乗り越えた自信を心に沁みこませて、一皮むけた頼り甲斐のある背中を、年長たちは残された園生活の中で見せてくれることでしょう。

それぞれの目論見は様々あると思いますが、一般的には、行事はその日限りのもので見映えの良さを重視しており、その日のために練習をして、参加したらそこでおしまい、というところが多いように感じます。一方で、のぞみは行事をすること(見せること)を目的とはしておらず、その行事を通して子どもの体と心づくり(教育)を目論んでいます。行事をするにあたって、事前計画、過程の評価、事後の評価、今後の取り組みの課題など、子どもたちの心づくりをおこなうために、全体で毎回綿密な話し合いの場を設けています。そのため、1つ1つの行事をするにあたり、どうしても時間がかかってしまうのです。年間の行事も少なく、映えもせず、保護者の皆さんからしたら物足りなく感じているかもしれません…が、何よりも「子どもの教育という面を一番に考えて」日々取り組んでいる、ということをご理解していただけるとありがたいです。
(文責:米峰絢)
【今週のメニュー】

節分の日に恵方巻きを食べたご家庭もあるかと思いますが、2月6日は『海苔の日』です!
今週の給食のおはなしでは、乾海苔と焼き海苔を見比べ、「黒い!」「緑だね!」と、子どもたちの声がたくさん聞こえてきました🙌✨️

代表のお友だちが触ってみると、「パリパリ!」「ざらざらしてるよ」と、感じたことをみんなに教えてくれました😊
又、馬水の和田さんから採れ立てのサニーレタスと、のぞみっ子の散歩コースにある、御船町から来られてお野菜を作られている畑のおばちゃんから大根・白菜・キャベツをいただき、給食で美味しくいただきました😆🎶
新鮮なお野菜をたくさんありがとうございました✨️