競争の中で考える力を育てる
2024年11月01日(金)今日の出来事
毎年恒例のクラスマッチ~オセロゲーム~は、クラス対抗年齢別の4回戦マッチです。カードは、黄色の裏は緑色になっているので、自分のクラスカラーに(なずなは緑色、ひまわりは黄色)ひっくり返す簡単なゲームです。
しかし、今までのオセロゲームも色々問題があり、クラスで勝利するには中々難しいゲームです。クラスマッチは練習からトラブルはつきもの!でも、トラブルの時は、その度に年長を中心にどうするか自分たちで考え、クラスの作戦を立てて練習する!というのが、のぞみ代々のクラスマッチの醍醐味でもあります。
さて今回はどうだったでしょう・・・ひまわりでは、目立ったトラブルもなくスムーズにクラス練習が進んでいましたが、なずなとの練習試合前日に、年長のナナコが「なずなの年中は4人だから、ひまわりは1人少ない!」と気づきました。(逆に年少はひまわりの方が多いのです)よく気づいたと思いました。でも、練習でいつも負ける年中に、年長4人が、スタートで遅れているからと「勢いよくすぐスタートする」という作戦を考えて練習していたので、みんな何も思わなかったようです。めぐみ先生は、人数の差は大きいと思っていましたが、敢えて何も言いませんでした。
☟「ピッってなったらすぐよ!」「勢いよくよ」
次の日、人数はそのままで練習試合に挑みました。年少は、ひまわりの方が多いので、もちろんひまわりが圧勝!逆に年中さんはひまわりが少ないので、大差で負けてしまいました。しめしめ・・・
早速、夕方ののぞみの会でめぐみ先生が子ども達に問題提起!ホワイトボードに顔写真を貼ってなずなとの人数の差を確認します。みんなよく考えて色々意見を出し話し合いましたが、難しいようです。めぐみ先生が「人を動かすのは難しいようだね。他に動かせる物ある?」とカードをめくる仕草をすると年長のチホが「両手でカードめくる」等と意見を出します。そこでひらめいたのが年長のミナト!「あっカードは動かせる!カードを減らせば良い!」と思いつきました。早速めぐみ先生は、実際にオセロカードを使って動かしながら、子ども達と一緒に考えミナトの案を深めていきました。
次の日、年長で言葉を考え『年中の時は、最初にひまわりカラーの黄色を多くして置く。逆に年少の時は、なずなカラーの緑色を多くして置く』ということをなずな組に相談に行きました。なずなでも同じように『人数の差をどうするか?』を考え中だったので、しっかりクラスで検討して、ひまわりの案に賛成してくれました。
☝なずなに相談しました。
そして、変更になったルールで、双方ともに、さらに練習を重ね本番に挑みました。
☝年長の始めの言葉!一人ひとりルールを説明してくれました!
☝まずは歌声♪〝ひっくり返すぞみんなで!黄色から緑に〟
いよいよ試合当日(30日(木曜)!ルール変更のお陰か?どの試合も大差がなく接戦で盛り上がりました。ひまわり組は、練習試合で負けばかりだった年長も、年中も勝ち、なんと4対0でひまわりの勝ち!思いがけない結果でした。
☝ついにひまわり勝ったぞ~ガッツポーズ
今回のように、ゲームをする各段階の中で、子ども達が色々気づいて考え、意見を出し合い、保育士も子どもの意見を重視しながら、みんなが理解出来るように言葉や視覚等を考慮しながら深めていくのをのぞみの宝としています。
☝なずなの作戦…チョロチョロしないように手を繋いで〝見守り応援隊〟
今回も、単なる競争ではなく『子ども同士を繋げると共に、思考力を高めていく』というのぞみの伝統が、受け継がれていると感じた出来事でした。
☝年中の終わりの言葉:次は台風の目を頑張るぞー
文責:太田
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【今週の元気モン】
★年少同士の戦い!これも作戦?「あのー見られていると返せないんですけど…」
★返せるかどうか見守ります「自分で出来るモーン」
★鎮守の森の土手遊び
★豊の森でも・・・
【今週の人気メニュー】
この日の絵本の読み聞かせで、なずな組に行き、魚の絵本を読む事を伝えると、すぐにゆかが「今日の給食で鯖が出たねー!」と反応してくれました😊パプリカは、馬水の和田さんからいただいたものです!ツナ和えやサラダにも入れて沢山食べました!いつもありがとうございます✨