つながる仲間💕
2024年12月20日(金)今日の出来事
今年の長い夏の終わり頃のことです。
その日の夕方は雨だったので、クラスごと部屋で遊びながらお迎えを待ちます。ひまわり組は、ブロック遊びコーナーとお絵描き遊びコーナーに分かれ、それぞれ好きな方で遊び始めました。
ミユは、生まれつきの病気の為いろんな面で手伝いが必要です。しかし、大好きな物があると一目散に自分から行きます。この日も、早速お絵描きコーナーの色鉛筆の箱の所へ行きました。テーブルの上で箱から色鉛筆を出したり入れたり、周りに散らかしながら遊びます。手で触りながらガチャガチャする音や色が混じるのをじっと見るのが楽しいようです。その周りでみんなはおしゃべりをしながらお絵描きを楽しむといういつもの光景でした。
夕方5時半になると、たんぽぽ・なずな組の子ども達がひまわり組に集まり、みんなで遊んでお迎えを待ちます。なずな組の子もお絵描き遊びがしたいと数名来て遊び始めました。すると、ミユはなずな組がいる方のテーブルへ行き、色鉛筆の箱をガチャガチャして遊び始めました。すぐ「ミユ邪魔!せんで!」と怒り声が聞こえました。すると、ひまわりの年長のナナコが「しょうがないじゃん!ミユはそうやるのが好きなんだけん」「ミユ、こっちおいで!」とひまわり組のテーブルに色鉛筆の箱を移し、ミユが来るように声かけました。ミユはナナコの言う通りにひまわり組のテーブルに戻って又遊び始めました。確かにナナコは前回ミユの班の班長になり、ミユと手を繋ぐ、わざわざミユの所に他の班員を集める等、いつもミユは同じ班だから!と意識を持っている子でした。私はナナコの言動に驚くと共に嬉しい気持ちになりました。
◎☝♪か~ってうれしいはないちもんめ(^^♪
いつもは「ミユちゃんと結婚する!」と言っている年長のミナトが、同じように「しょうがないじゃん」とミユの好きな物を持たせる等しています。普段ミナトと仲が良い年長同士のナナコも、ミナトと同じようにしてくれたことに子ども同士の繋がりも感じました。
そういえばひまわり組では、年長のチホも、班など関係なく手を繋ぐし、ミユの好きな物をすぐ察し自分の物を貸します。小さい子達は「ミユちゃん自分で食べたよ!」等とよく見ているようです。又年少以上になると、ミユに椅子を取ってあげたり、「ミユとタッチしたら笑ったよ」等とミユと自分から関わろうとします。特にミユと同じ班になると他の子より関わりが多くなるので、散歩や集団遊びの中で「ミユと手を繋ぎたい!」と言う子が増えました。
◎☟「ぼくもつなげるようになったよ!」
◎☝スイカ班みんなで『今から朝ののぞみの会を始めます』
別に強制もしていないし、褒めているわけでもありません。自然に少しずつそうなっているようです。当り前の光景なのですが、何故だろうと考えてみました。
毎日同じクラスで過ごしていると、ミユが出来ること出来ないことが分かってきます。又、班長や保育士がしているお世話も毎日見ています。そんな中で、ミユの言動に慣れていき、ナナコやミナト達がしているように自分もミユを喜ばせたいと思い、自分から関わっていくのではないかと思いました。ミユが笑うと嬉しいようです。さらに慣れてくると、ミユのことを知らない人に教えることも出来るのだと思いました。
ミユも、自分からみんなの遊びの輪の中に入っていくことが増えました。
このように、どの子も集団の輪の中に入ると、お互い刺激しあいながら、お互い少しずつ成長していく『子どもは子どもの中で育つ!』とは、まさにこのことかと思います。
◎☝積み木を使って、皆で部屋を作ったよー
文責:太田
【今日の元気モン】
★落ち葉は最高!(^^)!
★☟木でもいろんな遊びできるよ
★はるとがひまわり組に進級してきました!年少ボーイズがいるから安心
【今週の人気メニュー】
今日はバイキング給食でした😋牛舎の倉本さんから頂いた大根の葉で、ふりかけを作りました!ありがとうございました。
冬に美味しいみかんは、冷凍して食べても美味しいよ~っとみんなに話しました😁🍊