縦割り最強！

2025年01月31日(金)今日の出来事

本年度のなのはな組は1年から３年まで１１名で活動しました。３年生が３名残ってくれたことで、集団活動も昨年度よりステップアップしたような気がします。縦割りでやる異学年での活動はそれぞれの子どもにとってプラス面ばかりです。今回はそんな場面の一部分を紹介します。

＜まずは宿題から📝＞

＜ゆいと～頭の上に何か乗ってるよ🤣＞

その１

かっこいい先輩の姿

〇ある日のこと。あらたが「2班のこうせいとゆいと、昨日はみおひとりで静かに頑張ったぞ。今日はお前らもがんばれよ。」と言いました。先輩あらたの言葉の効果か、その日は二人ともよく頑張りました。とてもかっこいい先輩の姿でした。

〇のぞみの会でゆうたのことで話し合い。なかなか意見を言えないゆうたに、たいちが「おれたちがついてるから大丈夫。」と言い、あらたと二人でゆうたをしっかり守っていました。ゆうたはたいちの言葉にとても安心したようでした。

〇さちかが暗誦の練習を毎日一生懸命頑張っていましたが、なかなかクリアできず。あとちょっとの所までいったとき、ゆいと班長が聞いてやり、「よし、大丈夫！行ってこい。」と送り出し、さちか見事クリア。さちかはもちろんのこと、ゆいとが自分の事のように喜んでいたのが印象的でした。

＜班で手分けして、おつとめ🧹🪣＞

＜夕方の、のぞみの会！話し合い中です😌＞

その２

学年を超えて

〇学習時間、ゆうきがさちかに勉強を教え、暗誦の時間、けんごがゆうきに暗誦を教えていました。みんな自分の得意なことは学年を超えてどんどん教え合います。それをお互いに素直に聞けるのがとてもいいと思います。

〇ある日、昨年度まで学童に在籍していた、４年生のかんたが登場。久しぶりに遊びに来たらしい。うれしいのか、周りにいろいろちょっかいを出していましたが、誰も乗らず。昨年度はいっしょに騒いでいたゆいとも全く動じず。そして、けんごが「楽しいのは分かるけど、今、勉強の時間だけん、うるさくしたらだめだよ。」と言いました。かんたは遊びたい気持ち満々で来たのに、みんなに注意されて帰って行きました。帰るときに「さあ、帰ったら遊びに行こうっと。」と言うかんたに１年生のゆうとが「それはだめだよ。3時までは遊びに行ったらいけないんだよ。」とビシッと言いました。４年生の相手でも正しいことを言えるところはすごいなと思います。（まあ、これはお互いに気心の知れた間柄だからだと思いますが。）

〇班長会では毎日のチャンピオンを決める話し合いをします。ある日はあらたがお休みでけんごとこうへいの二人でした。こういう場合、だいたいけんごの発言に押されがちなこうへい。でも、この日はたくさん考え、何度もなるほどと思う意見を出しました。班長になり、班長会を重ねるたびにどんどん発言が増えました。

＜絵本の読み聞かせ📙＞

＜おやつタイム✨保育園の園児と同じものを食べてます🤗＞

＜この日のおやつは、手作りの昆布の佃煮を混ぜたおにぎり😁🍙＞

その３

周りに気を配る

〇ある日のおやつ係がゆうきだけでした。それを見たこうせいとみおが黙って手伝っていました。そして、ゆうきはその後、今度はぞうきん係の手伝いに行っていました。みんな周りをよく見ているなあと思います。

〇授業参観日。欠席が多く、どの班も人手不足。台ふき、おやつ、ぞうきんと３つの係を出席者４人で全部一緒にやっていました。私が何も言わなくても自分たちで積極的に動きます。いくら休みの人が多くても困ることはありません。

以上のように、ここでは縦割りのメリットを十分に生かし、どの学年の子どもも持てる力を伸ばしています。やはり、「子どもは子どもの中で育つ」のです。そして、聞くところによると、そんな力を学校でも発揮している人もいるようで、それもとてもうれしく思います。小集団ではありますが、また、短い時間ではありますが、これからもそんな子どもたちを見守っていきたいと思います。

（文責　古閑）

【今週の元気もん】