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のぞみっ子 ブログ

のぞみセミナー~参観・懇談会…何のためにやるの?

2025年10月10日(金)今日の出来事

4日(土)、のぞみセミナーが開かれました。のぞみでは、10月下旬から保育参観を予定しています。改めて案内するのは年1回ですが、小中学校では授業参観と懇談会は学期ごとに1回実施されており、通算すると回数は結構多いです。ただ、参観や懇談会は何となく行事の一つ…という印象を持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、のぞみはいかなることも『そもそも何で?』を考える保育園です。「本当に子ども達のためになっているのか?」と考え、一般的な運動会や発表会も実施していません。そこで今回、保育参観が始まる前に、今一度改めて、「参観や懇談会は何のためにするのか?」を、保護者の皆さんと一緒に考えました。

〈先週のブログで紹介しましたが、たんぽぽ組の発表は「コッコタイム」で交流のある年少さん達と一緒に「ひっつきもっつき」でした🎵〉

〈おなかがくっついた🥰〉

保護者同士の意見交換で出された内容は大まかに2つ…

●子どものことについて

先生から聞く園での様子と家での様子が違う(園ではできるのに、家ではしないことが多い)ので、実際に見る機会になる・先生はどうやって対応しているのか、やり方や関わり方の参考にもなる・子育ての悩みや疑問を先生に相談できる・同年代の子ども達の様子を見て比較できる・他の子ども達の中でどう過ごしているか?どんな友達がいるのか、お世話など家では見られない姿が見られる

●先生や他の保護者とのこと

地域のコミュニティーが希薄…先生や親同士と情報交換、交流ができる・子ども同士トラブルになった時のためなど、他の保護者と顔見知りになっておきたい

以上のような意見が出ました。

保育園は送迎や連絡帳のやり取りがあるので、子どもについての情報共有は比較的しやすいですが、進学した途端、先生と直接接触できる機会はぐっと減り、それこそ参観や懇談会、家庭訪問ぐらいです。しかし、小学生の兄姉を持つ親御さんから「学校では授業参観にはたくさんの保護者が来ているが、懇談会の時間になると数名しか残らずびっくりした」という声も。せっかくコミュニケーションが図れる機会と思うのですが、懇談会の内容も、先生の一方的な話や委員決めですぐ終わったり、学校側からも積極的なアプローチはしなくなっている?そんな最近の印象です。

代表から、親同士の組織である「PTA」は、そもそも戦後GHQ(連合国最高司令官総司令部)指導の下、上意下達の権威主義だった日本を、民主主義の国家として再生させるため組織されたものだったとのこと。そのため、保護者としては目的意識も自覚もないまま「やらされた」ため、次第に組織は機能しなくなり、今は任意になったり廃止された地域も多いようです。そんな先生とも親同士もつながりが希薄な状態だったらどうなるか?今回、初司会を眠れない程(!?)頑張った流矢Ⓣのまとめにもありましたが、園や学校で何かトラブルが起きた際、お互い情報が少ないだけに一方的に色々考えて、不信感を抱きがちになってしまうと思います。そういう風通しの悪さから、学校と親がもめたり、親同士でもトラブルになったりするのではないでしょうか。

〈のぞみの親御さん達の意見交換は、いつも話が盛り上がりますね😄〉

のぞみでは、子ども達の豊かな育ちのためには、子どもを真ん中に据え、先生と保護者が連帯して、だいたい一緒の方向性(共通理解・合意形成)で子育てをしていく必要があると考えています。色んな考えや価値観があるので、100%はなかなか難しいので、「だいたい」同じ方向を向いていれば、健やかに子どもは育っていくと思います。実際、今まで残念ながら園と親御さんの保育や教育に対する考えの擦り合わせが上手くできずに、「園ではマルと言われるのに、家ではバツと言われる…どうしたらいいの?」と、子どもが戸惑ってしまった、ということもありました。そうです、園と保護者が全く違う方向を向いていたら、一番しわ寄せが及ぶのは子どもなのです!

〈今年度初めてフルーツパーティーも開催🍎食を共にすると、より話も弾みますね🤗🍀〉

〈フルーツはあっという間になくなりましたが…💦〉

そんな悲しい事態を回避するためには、送迎時はもちろんのこと、参観や懇談会、セミナーなどで積極的に親御さんとコミュニケーションを図り、信頼関係を作っていくことが大前提だと思います。また、代表からは、そういった保護者との相互理解や合意形成だけでなく、先生が子ども達としっかり繋がれるかが第一歩だ、という話も。先生が子どもをしっかりかわいがり、時には叱り、子ども達の成長を見据え真摯に保育をしていく。そうすることで、子ども達が「明日は班長選挙だ…ドキドキする!」「明日クラスマッチだ、もう一回練習しとこう!」など、家でも園や学校のことを考える程、園や学校が心から楽しい!と思うようになってくる。そうなれば、保護者も安心して園に預ける事ができるはず。クレームより何より、先生達に対する子どもの評判(評価)が一番たい!と、私達職員へ叱咤激励も…。

そんな子ども達が楽しめる、生き生きできる保育を…!と日々やっていますが、実際に保育の様子が見られる保育参観をセミナーで案内しました。しかし、のぞみは年中、保育参観はいつでもOK!というスタンスです。急に時間が空いたから…と、その日でも構いません。参観でたくさん情報交換できたらと思っています。

(文責・倉田)

【クラスマッチの元気モン】

セミナーでひまわり組となずな組は「証城寺のたぬきばやし」の歌の発表でした。これは先月のクラスマッチ(綱引き)で各クラスで「応援合戦」をしたものでした。その時の動画も載せています。

応援太鼓の作成中🥁勝ち虫=とんぼ柄にしよう✏️

🌻ひまわり組

🍀なずな組

【今週の人気メニュー】

秋から冬にかけて旬を迎えるれんこんですが、煮物やきんぴらだけでなく、薄くカットし、軽く茹で、和え物としても活躍するお野菜です😄✨れんこんの白い色と、ゆかりの鮮やかな紫色が、彩りよくしてくれますよ!お弁当の副菜にもおすすめです🤗

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