夏の散歩に秘められた思い
2024年08月02日(金)今日の出来事
セミの鳴き声もにぎやかに響き、暑い夏がやってきましたね。メディアでは、熱中症警戒アラートという言葉と共に、できるだけ室内で過ごしましょう、不要不急の外出は控えましょうと毎日のように耳にします。そんな中、のぞみでは毎日散歩に行っていますが、こんなに暑いのに大丈夫?と心配される保護者の方もいるのかな~と思います。そこで、夏の散歩を行う上での対策や、子どもたちの様子をお伝えします!

対策①距離は短く、短時間で!
散歩先は神社や公園、広場などいくつかありますが、そこに行くまでのコースは様々です。できるだけ日影を選び、最短ルートで散歩を行っています。散歩先での自由遊びも含めて、50分~1時間程で帰園しています。
対策②水分補給をこまめに!
散歩先に到着後、自由遊びの際は適宜、出発前と水分をとるように促しています。汗をかいた後のお茶はサイコー!(水筒のお茶は少なくなったら補充しています)


対策③散歩車には日よけを!
まだ歩行のできない0歳児さんは散歩車に乗っていますが、できるだけ日差しから守るため、日よけを設置しいています。そこでウトウト午前睡をとることも…。意外に快適なようです!

そんな真夏の散歩。子どもたちの様子はというと・・・
夏ならではのセミの声を聞いたり、セミの抜け殻を集めたり、田んぼのオタマジャクシを観察したり、いつもと変わらず走り回って遊んでいます。そうやって元気に過ごせるのはなぜか…?それは日々の積み重ねがあるからです。毎日の散歩で少しずつ暑さに慣れ、体力をつけ、我慢強さを培っているからこその、現在の子どもの姿なのかなと思います。この暑さを体感するからこそ、少し風が吹けば“涼しい”を感じることができ、木陰に行けば天然クーラーを感じることが出来るのです。


それでも“暑い”は当たり前。しかし熱中症になることを恐れ、室内のクーラーの部屋で過ごすのと、熱中症にならない体をつくる為に暑さも体験すること、どちらが子どものためとなるのでしょうか?
たくましく、強い子どもを作るためには、訓練が必要です。キツイこと、辛いこと、困難をしっかりと我慢し、やり抜く力をつけることで、突破した喜びを感じ、それが忍耐力へとつながります。ひいてはその底力が学力へのやる気の源となり、将来に役立つのではないかと考えています。

夏の散歩に限らず、子育て(教育)において本当に“子どものため”を考える場面はたくさんあります。(身辺自立、食事、生活リズム、メディア機器などなど・・・)一見厳しいように見えることも、深~い愛情があるのはどの選択なのか?常に考えながら子どもの健やかな成長を見守っていけたらと思います。

まだまだ暑い日は続きそうですね。大人は正直ヘトヘト…(^^;しかしどうにか病気することなく健康でいられるのは、日々の散歩のおかげかもしれません!
散歩を頑張って、汗をかくからこそ、プールだって何十倍にも喜びを感じられます!

体調に気をつけながら、暑い夏を乗り切っていきましょう!
(文責:山下)
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