なのはな組の「七夕ストーリー」
2024年08月23日(金)今日の出来事
毎年、保育園での七夕の取り組みになのはな組も参加させてもらっています。これまで絵本の読み聞かせ、群読、歌など取り組んできました。さて、今年は…?
「今年は劇をやります。」と言うと、みんなやる気満々。早速配役。すると、織り姫役がさちかとみおの二人が立候補。そこで、オーディションをやることに。短いセリフを覚えてもらい、言ってもらいます。それぞれの班の子どもたちは短い時間に一生懸命教えたり、アドバイスしたりしていました。これって、どっちに決まっても大丈夫。要は、オーディションはそれに向かう意欲付けと班員のつながりを強くするための手段です。結果、さちかが選ばれました。
神様役にたいち、彦星役にけんご、織り姫役にさちか、そして、ナレーターにはこうせいと決まり、練習スタート。それぞれの役にはサポーターをつけ、一緒に頑張ってもらうことにしました。ある日、神様役のたいちが休みでした。すると、サポーターのこうへいはセリフもばっちりで、見事に代役を務めました。それまでの練習の中で、主体的に参加していたことが分かりました。その後、さちかが休みの時はみおが、こうせいが休みの時はゆうきが、たいちもこうへいも休みの時はゆいとが、それぞれの役をしっかり務め、誰かが休みだから練習ができないということは全くありませんでした。一つの劇を全員で取り組んでいる雰囲気がいいなあと私は一人にんまりでした。
↑本日行われた、ひまわり組の班長選挙の様子です。学童さんも参加してます!
日頃から歌や踊りは大好きで、今月の歌に勝手に踊りをつけて踊ったり、のびのびと歌ったりしている子どもたち。そんなところも盛り込みたいと考えました。中でも、あらたの歌はとても明るい声で上手だなといつも思っていたので、今回、ソロをしてもらおうと考えました。あらたに提案すると、意外にも「いいよ。」と快諾。みんなの前で誰かがソロで歌うのも初めての取り組みでした。
毎日の練習の最後には感想を言い合います。よかったところはもちろん、こうすればもっとよくなるよということも積極的に出していました。細かいところにまでよく気づき、私のほうでは何も言わなくてもいいくらいでした。自分たちで自分たちの劇をよりよくしていこうとする気持ちがよくわかりました。
また、練習と同時に製作も頑張りました。彦星の飼っている牛を描いたり、「かささぎってどんな鳥?」とタブレットで調べたり、楽しんでやっていました。
一般的に学校や保育園等での劇の取り組みは教師主導。すべてが教師の考えで進められることが多いです。でも、のぞみでは、小さいときから「自分で考える」取り組みが習慣化しているので、今回の劇も当然のことながら自分たちで主体的に取り組みました。だからこそ、練習も楽しみ、本番も楽しんでやることができたのだと思います。何も考えずに、大人の言うとおりにすれば、もしかしたらとても見栄えのいいものになるかもしれません。でも、それでどんな力がつくのでしょうか?見栄えは多少劣っても、自分たちの力でやる方がいろんな力(目には見えないかも)を育むと思います。
本番を終えて、「ばっちりできた。」と満足気な子どもたち。これは、いろいろな取り組みを自分たちで考え、自分たちでやった結果の達成感なのかなと思いました。
本年度のなのはな組は、学年の人数構成もバランスが良く、誰か圧倒的なリーダーがいるわけでもありません。でも、それだからこそ、全員で頑張る!自分の役割がある!と思えるのではないかと思います。今回の七夕の取り組みを通して、子どもたちはますますそんな気持ちを高め、それはこれからの成長にもつながることになるのではと思います。
(文責 古閑)
今回の七夕会での学童の劇を撮影した動画です。動画が2つに分かれておりますので、上から順番にご覧ください♪
【今週の人気メニュー】
揚げたてのナゲット♪子ども達の人気メニューのひとつです(^O^)